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2019年8月23日号 Vol.85

全日本空輸健康保険組合

―――　ANA　healthy　Mail　magazine　―――

□■　増えています！乳がん　■□

女性がかかるがん第1位の乳がん。患者数は年々増加しており、乳がん検診で早期発見することがより重要になっています。

働き盛りの世代に増えている乳がん
「女性がかかるがん第1位は乳がん」と言われても、「自分は元気だから大丈夫」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今では11人に1人がかかると言われており（※）、特に、働く世代（30～50代）で患者数が急増しています。乳がんは決して他人事ではないのです。
※国立がん研究センター　がん情報サービス「最新がん統計」
早期発見なら治る確率100％
かかる人が増えている乳がんですが、早期発見であれば高い確率で治るとされており、ほぼ100％治るというデータ（※）もあるほど。早い段階で発見できれば身体への負担も最低限ですみ、治療の選択肢も多くなるうえ、仕事に復帰できる可能性も高くなります。長く元気に活躍するためにも、定期的に乳がん検診を受けて、早期発見につなげることが重要です。
※早期（Ⅰ期）発見の場合の5年生存率　99.8％
国立がん研究センターがん情報サービス「がん診療連携拠点病院等院内がん登録生存率集計」による
乳がんは健保の財政にも影響している？！
乳がんの影響が及ぶのは患者さん自身の生活や仕事だけではありません。全日空健保が所属する健保連の調査で、がん医療費に占める割合が最も多かったのが乳がんでした。早期発見が患者さんの経済的負担を軽くするのはもちろん、健保組合の負担の軽減にもつながります。
【がん医療費に占める割合】
第1位　乳房　14.0％
第2位　大腸　9.9％
第3位　気管・肺　6.8％
第4位　胃　6.4％
※健保連「平成28年度がんの動向に関する調査」
特に気をつけたいのはこんな人
乳がんの発症に大きく影響するのが女性ホルモン（エストロゲン）です。体内のエストロゲンが多い状態が長年続くと、発症リスクが高まります。特に、乳がんの家族歴がある方は乳がんになりやすいので、20代のうちから毎年乳がん検診を受けるようにしましょう。また、タバコ・アルコールなども乳がんのリスク要因となります。
【乳がんの発症リスクが高い人】
  • 家族（祖母・母・兄弟姉妹）で乳がんにかかった人がいる
  • 初潮が早く（11歳以下）、閉経が遅い（55歳以上）
  • 初産が30歳以上、または出産経験・授乳経験がない
  • 高濃度乳房（乳腺の割合が多い）、良性乳腺疾患にかかったことがある
  • 閉経後の肥満、アルコール、喫煙、運動不足
年代別おすすめ検査法
「乳がん検診では乳房エコーかマンモグラフィを選べるけれど、結局どっちを受けたらいいの？」と困ったことはありませんか？実は、どちらがより適しているかは年齢やタイプによって異なります。比較的乳腺密度が高い30代までの方の場合、マンモグラフィでは異常を見つけにくいため乳房エコー（超音波検査）がおすすめ。40代以上であれば、マンモグラフィを選択するとよいでしょう。
ただし、高濃度乳房と言われたことがある場合は、マンモグラフィと乳房エコーを毎年交互に受けるなど、2つを併用して健診の精度を上げることをおすすめします。
＊「男は関係ない」なんて思っていませんか？男性の協力も大切です！
パートナーや娘さん、友人など、大切な人を守るのはあなたの声かけかもしれません。男性のみなさんも乳がん検診の大切さを知り、周りの乳がん検診を受けていない女性におすすめしてください。なお、9月～10月には乳がん検診の大切さを伝えるイベント（ピンクリボンフェスティバル）が各地で開催されます。参加して、乳がん検診について学ぶのもよいでしょう。
＜ピンクリボンフェスティバルについて詳しくはこちら＞
ピンクリボンフェスティバル公式サイト
http://www.pinkribbonfestival.jp
全日空健保からのお知らせ
  • ★全日空健保では20歳以上の女性の被保険者・被扶養者が婦人科ドックを受診する際に補助を支給しています。
    補助を受けるには健保の予約健診システムを利用して契約医療機関にて受診をいただきます。
    5歳毎の節目年齢には補助額も増えますので、是非定期的な健診をお願いします。
  • ★婦人科ドック
    http://www.ana-kenpo.jp/hoken/kenshin/ladies.html

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◆　ANA　Healthy　Mail編集・発行　◆
全日本空輸健康保険組合

◆　全日本空輸健康保険組合HP　◆
http://www.ana-kenpo.jp/

◆　お問合せ先　◆
E-mail ： kenpo@ana.co.jp

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