全日本空輸健康保険組合
――― ANA healthy Mail magazine ―――
□■早めの対策で快適!花粉症のシーズンを乗り切るために■□
今や日本の5〜6人に1人が患っているほど国民病となった花粉症。
発症・重症化予防について知り、花粉のシーズンを快適に過ごせるよう、前もって対策をしましょう。
薬・医療機関でのケア(メディカルケア)
発症の予防・症状の軽減のためには、シーズン前から手を打つことが大切。
毎年辛い症状で悩んでいる人は、病院での「初期療法」をおすすめします。
●「初期療法」とは?
「初期療法」とは、花粉が飛び始める前から治療を始めること。
花粉が飛び始める1週間ほど前からシーズンが終わるまで薬を飲み、もし症状が出たら症状に合う別の薬を加えます。
症状が出る前から治療することで、症状を軽くしたり、たとえ症状が出た場合でも発症期間を短くしたりする効果が期待できます。
なお、治療に用いる薬にはジェネリックもありますので、使ってみたい人は医師または薬剤師に相談してみましょう。
●市販薬もあります!
軽〜中等症の場合は、薬局で買える「スイッチOTC」(医師の処方でしか使えなかったもののうち、普通の薬局で買えるようになったもの)の利用という選択肢もあります。医師や薬剤師・登録販売者に相談してみましょう。
※より効果的な治療のためには、医師に判断を仰ぐことをおすすめします。
日常生活でできるケア(セルフケア)
薬を飲んでいたとしても、大量の花粉が体内に入れば症状を抑えきれなくなるもの。
花粉を体内に入れないよう自分でケアすることも重要です。
*こんな生活習慣にも注意
免疫力が低下すると、少しの花粉にも過剰に反応してしまうケースがあるので、規則正しい生活や適度な運動などで免疫力を高めることも大切です。
また、飲酒・喫煙は鼻づまり等の悪化を招く原因となりうるため、控えたほうがよいでしょう。
☆★花粉症を根本から治したい方は…★☆
花粉のエキスを少しずつ投与して、アレルギー反応を起こさせないようにしていく「アレルゲン免疫(減感作)療法」があります。
以前は注射での投与でしたが、現在は舌の裏に薬剤を垂らす舌下免疫療法が主流となっています。
最低2年はかかりますが、試してみたい方は医師に相談してみるとよいでしょう。
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