全日本空輸健康保険組合

ジェネリックに切り替えるとどのくらいお得になるの？

「ジェネリック医薬品は安い」ということは有名ですが、では、どの程度違いがあるのかご存知でしょうか。実際の例を見てみましょう（金額はいずれも３割負担の場合）。

CASE１ インフルエンザの薬（1日2回、5日間の服用）

→約半額！

【先発薬】タミフルカプセル75　：816円

【ジェネリック】オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」　：408円

CASE２ 花粉症の薬（1日２回、3か月の服用の場合）

→約1,550円お得！

【先発薬】アレロック錠5　：2,462.4円

【ジェネリック】オロパタジン塩酸塩錠5mg「JG」　：912.6円

CASE3 高血圧の薬（1日１回、１年間の服用の場合）

→約4,100円お得！

【先発薬】レニベース錠10　：6,102円

【ジェネリック】エナラプリルマレイン酸塩錠10mg「JG」　：1,998円

＊あなたが使っている薬にもジェネリックがあるかも？
ジェネリックの種類は多岐にわたり、たとえば、「湿布薬」「月経困難症治療薬」などにもジェネリック医薬品があります。切り替え可能なジェネリック医薬品の有無や価格差については、下記のサイトで確認できます。
日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会　「かんじゃさんの薬箱」http://www.generic.gr.jp

ジェネリックは安いだけじゃない！

後発品のメリットを生かして、「カプセルを錠剤に変更」「錠剤の小型化・OD錠化（※）」「苦味を抑えるためのコーティング」「甘みや香りの工夫」「錠剤への製品名の印刷」など、飲みやすくするため・飲み間違いを防ぐための工夫がなされているものもあります。
このように、安さに加え、付加価値の高いジェネリック医薬品が増えています。
※OD錠…口の中でさっと溶け、水なしでも飲める錠剤

オーソライズド・ジェネリック（AG）もあります

薬によっては、先発医薬品メーカーの許可を得て作られた「オーソライズド・ジェネリック」もあります。
これは、有効成分や安全性だけでなく、添加物や製法まで先発医薬品と同一のものなので、「やっぱりジェネリックだと不安」という方にもおすすめです。
ただし、まだ通常のジェネリック医薬品より種類が少ないので、薬剤師に確認してみるとよいでしょう。

ジェネリックに切り替えるにはどうしたらいいの？

まずは切り替えが可能か、医師に相談しましょう。
また、処方せんの「変更不可」欄にバツやチェックが入っていない薬はジェネリック医薬品に切り替えが可能です。薬剤師に相談しましょう。

ただし、以下のような場合はジェネリック医薬品は使えません。

・先発医薬品の特許がまだ切れていないなどの理由でジェネリック医薬品が発売されていない場合

・処方せんの「変更不可」欄にバツやチェックが入っている場合

・薬局に在庫がない場合　など

お試しでの切り替えも可能です

「ジェネリックにしてみたいけど、やっぱり不安…」という方もいるかもしれません。
そんな方には、短期間ジェネリック医薬品を試せる「分割調剤」がおすすめです。薬剤師に相談してみましょう。