全日本空輸健康保険組合

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□■知っていますか？大切な歯のこと〜知っておきたい歯周病Ｑ＆Ａ〜■□

6月4日〜10日は「歯と口の健康週間」です。
(主催：厚生労働省・文部科学省・日本歯科医師会・都道府県歯科医師会等)

歯の寿命を延ばすことは健康寿命を延ばすことにもつながります。
とくに歯周病は歯の寿命を短くする大きな原因。この機会に歯周病についておさらいしてみましょう。

Q　そもそも歯周病って、どんな病気ですか？ Ａ　歯周病は、プラーク(歯垢)の中にいる細菌(歯周病菌)が原因の感染症です。
初期症状は、歯肉の腫れや歯みがき時の出血ですが、痛みの自覚症状はほとんどありません。 放置すると、歯周病が進行して歯を支える骨が溶けてしまい、歯がグラグラ動くようになります。

Q　歯周病は口の中だけでなく、からだの病気にも影響するって本当？ Ａ　本当です！
歯周病で発生する炎症性物質にはインスリン抑制作用があり、「糖尿病」を悪化させる可能性があります。 また、歯周病菌が血管内に入ると血栓ができやすくなり、「動脈硬化」、「心筋梗塞」などを誘発する場合も。 さらに、高齢者では飲み込みがうまくできず、歯周病菌が誤って肺に入り、重篤な「誤嚥性肺炎」となって命を落とすことさえあります。

Q　歯周病に関して最近話題になっていることは？ Ａ　歯周病にかかっている妊婦は「早産」や「低体重児出産」のリスクが高いと報告されています。
また、肥満を含めたメタボリックシンドロームと歯周病との関連も報告されています。

Q　歯周病を防ぐにはどうしたらいいですか？ Ａ　毎食後、歯みがきをていねいに行い、原因となるプラーク(歯垢)をきれいに取り除きましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯と歯の間を清掃することも忘れずに。 また、歯周病は自覚症状が少ないので、年１回以上、歯科医院に行って定期健診を受けましょう。

Q　歯の健康の為に他に気をつけることは？ Ａ　歯周病は細菌による感染症ですが、その発生や進行には生活習慣が大きく関与しています。
とくに、喫煙は最大のリスク因子です。喫煙本数が多く、喫煙年数が長いほど歯周病のリスクは高くなります。 歯周病予防には禁煙が必要です。

★★「歯の健康について、次号BE　WELL夏号（6月8日発行）の巻頭特集でご紹介します」★★

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