メールマガジン“ANA Healthy Mail”

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2017年6月23日号 Vol.55

2017年6月23日号 全日本空輸健康保険組合

――― ANA healthy Mail magazine ―――

□■知っておきたい 熱中症対策■□

【熱中症とは?】
高温多湿の環境下で体温の調節機能が働かなくなった状態を熱中症といいます。
からだの中に熱がたまり、めまい・失神、筋肉痛、大量の汗、頭痛、吐き気などをおこし、 ひどいときにはけいれんや意識の異常などを引き起こします。

熱中症は、身近におこりうる病気ですので、予防方法と熱中症にかかってしまったときの対処法はしっかり覚えておきましょう。


★クイズで確認! 熱中症の正しい知識

ここで熱中症に関するクイズです。 (1)〜(5)で正しいものはどれでしょうか?
※ヒントは以下の説明文中に、答えはいちばん下にあります。


  • (1)気温が25°C程度であれば、熱中症の危険性はない
  • (2)水分補給はのどが乾いたら、その都度飲むようにする
  • (3)糖尿病や高血圧の人は熱中症になりやすい
  • (4)エアコンを使う場合、外との気温差は3°C以内がよい
  • (5)熱中症になったら、ミネラルウォーターを飲む(飲ませる)とよい

★熱中症予防のポイント

●熱中症情報をチェックする習慣をつける
熱中症がおこりやすいのは、梅雨の晴れ間、梅雨明けなど急激に気温が上がったとき(からだが暑さに慣れていないため)、 高温が続くとき、熱帯夜が続くときなどです。 また、気温がそれほど高くなくても、湿度が高いときは要注意です。 日頃からテレビやインターネットなどで熱中症情報をチェックする習慣をつけましょう。
●こまめに水分を補給する
汗を大量にかいたときはスポーツドリンクがおすすめですが、日常的にも水分補給は必要です。 のどが乾く前にこまめに(1時間に1回程度)水分補給(水でよい)しましょう。 エアコンの効いた室内は空気が乾燥しているため、気づかないうちに脱水状態になっていることがあります。 とくに高齢者は、のどが乾いても気づきにくいので、意識して水分補給することが大切です。
●肥満の人、基礎疾患のある人、体調がよくないときなどは要注意
熱中症は体温調節の未熟な子どもや、高齢者がかかりやすいといえますが、働き盛りの人でも安心はできません。 とくに糖尿病や高血圧などの持病がある人、肥満の人、睡眠不足・過労・二日酔い・下痢などで体調の悪い人は、無理をしないようにしてください。
●エアコンを上手に使い、暑さを避ける工夫をする
熱中症による死亡事故の多くは、室内でおこります。 気温が高いときは、がまんせずエアコンを使用しましょう(室温が28°Cを超えないように)。 人体に影響を与えないためには、室内外の温度差を4〜6°C以内*に保つのがよいとされています。 冷房効率を上げるには、扇風機やサーキュレーターの使用がおすすめです。 冷気が在室者に直接当たることも避けられます。
*日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3確定版より。
ただ、必ずしも冷房設定温度=室温ではないので、温度計で室温を確認してください。

また、次のような暑さを避ける工夫も大切です。
・外出時は帽子や日傘を使用する、日陰を歩く
・通気性のよい吸湿・速乾の下着、服を着る
・就寝時は冷却グッズを使って涼しく。必要に応じてエアコンも使用する

●熱中症の応急処置について知っておこう
とくに子どもや高齢者は重症化しやすいので、注意が必要です。ぐったりして意識がないときは、すぐに救急車を呼びましょう。
◎軽症……めまい・立ちくらみ・筋肉のこむら返り・何度もふいても汗が出る
【対処法】
涼しい場所に避難し、衣服をゆるめ、からだを冷やす。
スポーツドリンクなどで水分・塩分を補給 
※ミネラルウォーターは不可
◎中等症…頭ががんがんする・吐き気・おう吐・からだがだるい(倦怠感)
【対処法】
上記に加え、足を高くして休む。氷や水で首・脇の下・足の付け根などを冷やす。
◎重症……まっすぐに歩けない・体温が高い・けいれん・呼びかけに応じない・意識がない
【対処法】
自力で水を飲めなかったら、すぐに救急車を! 

★クイズの答え…  (1)× (2)× (3)◯ (4)× (5)×


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《健康保険組合からのお知らせ》

□■ANA健保は「がん対策推進企業アクション」の推進パートナーになりました■□
ANA健保は職域におけるがん検診受診率向上を企業連携で推進していく「がん対策推進企業アクション」推進パートナーとして登録されました。 6月中旬に被保険者の国内の登録住所宛に発送した機関誌夏号に、 冊子「がん検診のススメ」を同封しましたので、是非ご家族でご覧ください。

◆HPでも機関誌 BE WELLがご覧いただけます。
http://www.ana-kenpo.jp/hoken/be_well/index.html


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◆ ANA Healthy Mail編集・発行 ◆
全日本空輸健康保険組合

◆ 全日本空輸健康保険組合HP ◆
http://www.ana-kenpo.jp/

◆ お問合せ先 ◆
E-mail : kenpo@ana.co.jp

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