メールマガジン“ANA Healthy Mail”

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2024年3月25日号 Vol.139

全日本空輸健康保険組合

――― ANA healthy Mail magazine ―――

□■ どちらも受けよう!健診&がん検診 ■□

「健診とがん検診、結局なにが違うの?」「健診だけ受けておけばいいんじゃないの?」
と思っている方も多いのではないのでしょうか。
でも、どちらかだけしか受けないのはもったいない!
今回は、知っているようで実は知らない、健診とがん検診についてご紹介します。

健診とがん検診はどう違う?
健診とがん検診で違うのはその目的で、下記のように異なります。

●健診=健康づくり・病気予防のための検査
特定の病気に限らず、からだに異常がないかを調べる。
主に糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクがわかり、結果をもとに生活習慣を見直すことで、病気の予防に役立つ。

●がん検診=がんの早期発見や、がんになる可能性のリスクを見つけるための検査
ピンポイントにがんの有無を調べたり、がんになる可能性のリスクを調べたりしてがんの早期発見・早期治療につなげることがねらい。

このように、「健診」と「がん検診」では発見できる病気も異なるため、より多くの病気の芽を摘むには、どちらも受けることが大切です。
なお、「健診」と「がん検診」は、どちらも特に自覚症状がない、いわば健康な方が受けるという点は同じ。
すでに症状がある場合は、「健診」・「がん検診」を待たず、医療機関を受診してください。
健診とがん検診の検査内容は?
「健診」は全身の状態を大まかに把握するのに必要な検査項目、「がん検診」は特定のがんにねらいを定めた検査項目が設けられています。
また、健保組合には40〜74歳を対象に「特定健診」の実施が義務づけられており、メタボリックシンドローム・生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高血圧症など)の予防・改善に着目した検査項目が設定されています。(現役社員は会社の定期健康診断の結果が健保組合に連携されます)

【特定健診の検査項目】
  1. 診察・問診:既往歴や業務歴、自覚症状など
  2. 身体計測:身長、体重、BMI、腹囲
  3. 血圧測定:収縮期/拡張期
  4. 肝機能検査:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP)
  5. 血中脂質検査:空腹時/随時中性脂肪、HDLコレステロール/LDLコレステロール
    ※LDLコレステロールはNon-HDLコレステロールの場合もあります。
  6. 血糖検査:空腹時/随時血糖、HbA1c
  7. 尿検査:尿糖、尿たんぱく
※やむを得ず空腹時以外に採血を行い、HbA1cを測定しない場合は、空腹時血糖は随時血糖で判定することがあります。
また2024年度からは、中性脂肪についても、やむを得ない場合は、随時中性脂肪により検査を行うことが可能になりました。
※医師の判断によっては、心電図検査、眼底検査、貧血検査、血清クレアチニン検査も行います。

【国が推奨するがん検診】各自治体で申し込みできます
○乳がん検診〔40歳以上/2年に1回〕
  • マンモグラフィ:乳房を板で挟んでX線写真を撮影
  •  
○子宮頸がん検診〔20歳以上/2年に1回〕
  • 子宮頸部細胞診:子宮頸部や膣部の表面をブラシなどで軽くこすり、細胞を採取
  •  
○胃がん検診〔40歳以上/1年に1回(胃部内視鏡検査の場合は50歳以上2年に1回)〕
  • 胃部X線検査:発泡剤と造影剤(バリウム)を飲み、胃のX線写真を撮影
  • 胃部内視鏡検査:小型カメラを口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察

○肺がん検診〔40歳以上/1年に1回〕
  • 胸部X線検査:肺のX線写真を撮影

○大腸がん検診〔40歳以上/1年に1回〕
  • 便潜血検査:検便で、便に潜む血液の有無を調べる

【健保組合の費用補助があるがん検診】健保組合のHPでご確認ください
個人の死亡リスクの低減を目的として、医療機関が任意で提供する人間ドックやがん郵送検診の費用を、健保組合が補助します。
結果が届いたらどうする?
受診が終わったあとの対応も大切です。
受けて終わりではなく、検査結果をよく確認して年々悪化している項目や気になる数値があれば生活習慣の見直しを。
特に下記のお知らせをもらったら、案内に従ってすぐ行動を起こしましょう。

○健診結果に「要再検査」「要精密検査」「要治療」があった
これらの結果をそのままにしてはNG。
見つけられたはずの病気を見逃してしまうことになります。
医療機関を必ず受診してください。
早期に病気を発見し、治療を行えば治る確率も高まります。
「要再検査」…異常な数値が一時的なのか調べるために改めて検査が必要。
「要精密検査」…病気の疑いあり。適切な対処をするために詳しい検査が必要。
「要治療」…すぐに治療が必要。至急、医療機関の受診を。

○ヘルシーライフサポート(特定保健指導)のお知らせをもらった
特定保健指導は、メタボリックシンドロームのリスクがある40〜74歳の方を対象とした生活習慣改善プログラムです。
保健師、管理栄養士等のプロによる一人一人に合ったサポートで生活習慣改善を目指します。
対象になったら必ず受けましょう。

○がん検診で「要精密検査」になった
がんの可能性がある状態です。
医療機関で精密検査を受け、より詳しい検査で本当にがんがあるか調べることが必要です。
【参考】

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◆ ANA Healthy Mail編集・発行 ◆
全日本空輸健康保険組合

◆ 全日本空輸健康保険組合HP ◆
http://www.ana-kenpo.jp/

◆ お問合せ先 ◆
E-mail : kenpo@ana.co.jp

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