メールマガジン“ANA Healthy Mail”

メールマガジン“ANA Healthy Mail”

全日本空輸健康保険組合では、ホームページ更新最新情報や各担当からのお知らせ、健康に関する情報を無料にて配信しておりますので、是非ご登録ください。

配信回数は毎月1回。臨時号も随時配信いたします。

2023年9月29日号 Vol.133

全日本空輸健康保険組合

――― ANA healthy Mail magazine ―――

□■ かからない&拡げない!冬の感染症事典 ■□

今年は9月に入っても暑い日が続いていることもあり、マスクを外して生活している方も多いのではないでしょうか。
しかしこれから気温が下がって空気が乾燥してくるとウイルスが活性化するため、感染症が流行しやすくなります。
家族や職場の人にうつさないためにも、しっかり感染対策を行うことが大切です。今回は、冬に流行しやすい4つのウイルスの特徴と、かからないためのポイントをご紹介します。
油断は禁物!新型コロナウイルス
せきやくしゃみ、会話で発生する小さなしぶきを目・鼻・口から取り込んだり、汚染されたものに触れた手で目・鼻・口を触ったりすることで感染します。
潜伏期間は2〜7日程度で、発熱・せき・のどの痛み・鼻水・味覚や嗅覚の異常・だるさなどの症状があります。
現在、感染者数が多い状態で、オミクロン株の派生型「EG.5(通称エリス)」などが流行中。第9波の声もありますので、感染対策を怠らないようにしましょう。

【新型コロナ予防のポイント】
  • 手洗い前に顔(目・鼻・口)を触らない
  • 三密(密閉・密集・密接)を避ける
  • こまめに窓やドアを開けて部屋全体を換気し、換気扇などがある場合は活用して常時運転する
  • マスクを着用し、せきエチケットを徹底する
  • 流水・石けんによる手洗いやアルコール消毒

*オミクロン株対応型ワクチンを接種できます
2023年9月20日から2024年3月31日まで、オミクロン株(XBB.1.5)に対応したワクチンを無料で接種できます。
対象者は、初回接種※を終了した生後6か月以上のすべての方です。
特に高齢者や心臓病・腎臓病・糖尿病などの持病のある方、一部の妊娠後期の方は重症化リスクが高いため、ワクチン接種をおすすめします。
※初回接種とは、5歳以上の方は1・2回目の接種、6か月〜4歳の方は1〜3回目の接種を指します
アルコールが効かない!ノロウイルス
ノロウイルスの感染経路で多いのが、生や加熱不十分の汚染された二枚貝・感染者が調理し汚染した食品を食べるケースです。
また感染者が触ったものに触れた時や、おう吐物や便の処理時にウイルスが付着した手をきちんと洗わずに目・鼻・口を触ることでも感染します。
このほか、人同士が接触しやすい場所で飛沫を吸い込む(ヒトヒト感染)・おう吐物などの処理時にウイルスを吸い込む(エアロゾル感染)などの場合もあります。
潜伏期間は24時間から48時間で、下痢・吐き気・おう吐・腹痛・発熱などの症状があります。
大抵の場合は1〜2日程度で回復しますが、子どもや高齢者などは重症化や脱水、汚物をのどに詰まらせるなどの危険も。

【ノロウイルスの感染対策ポイント】
  • 手洗いの励行
  • 調理者や調理器具からの二次感染を防止する
    →調理・配膳前、トイレ後などは手を石けんで30秒程度揉み洗いする
  • 調理器具等の消毒
    →85度以上で1分以上の加熱か、次亜塩素酸ナトリウム(市販の塩素系漂白剤キャップ2杯を水2リットルで薄め、濃度を0.02%に)や亜塩素酸水(亜塩素酸0.05%)に浸す
  • 食品は中心部まで加熱(85〜90℃で90秒以上)
子どもが発症しやすい!RSウイルス
発症の中心は0歳と1歳で、2歳までにほとんどの子どもがかかる身近な病気です。
せきやくしゃみなどの飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手指やもの(おもちゃ、椅子など)に触れたり、舐めたりすることで感染します。
潜伏期間は4〜6日程度で、症状は熱・せき・鼻水など。
大抵は軽症ですが、生後数か月の赤ちゃんや持病のある子ども、高齢者は重症化リスクが高くなります。

【RSウイルスの感染対策ポイント】
  • 子どもが日常的に触れるおもちゃなどの消毒
  • 流水・石けんによる手洗いやアルコールでの手指消毒
  • マスクの着用(特にせきなどの症状がある人や、日常的に0〜1歳児と接する人など)
  • 人混みを避ける
ワクチン推奨!インフルエンザ
せきやくしゃみなどの飛沫を吸い込んだり、感染者のつばなどが付いたものに触れたりすることで感染します。
のどの痛みや鼻水など風邪に似た症状もありますが、全身症状や高熱などが急に現れるのが特徴です。こうしたインフルエンザの症状が出た場合、48時間以内に抗ウイルス薬を使用すると効果的です。
また、重症化予防に有効なのがワクチンです。シーズンごとに流行するウイルスが異なるため、毎年のワクチン接種が大切になります。特に高齢者や妊娠中の方などは重症化リスクが高いのでワクチンの接種をおすすめします。
なお、全日空健保ではインフルエンザ予防接種費用の補助を実施しております。
詳しくは当健保HPの保健事業一覧から「インフルエンザ予防接種補助」をご確認ください。

【インフル感染対策のポイント】
  • 毎年、流行前の12月中旬までにワクチンの接種を
  • こまめな流水・石けんによる手洗いとアルコール消毒
  • 加湿器などを使用し、室内の湿度を50〜60%に
  • 人混みを避けてマスクを着用し、せきエチケットを心がける

*医療機関に行く前…
発熱などがあるときは、まず症状や常備薬をチェック&国が承認した検査キットで検査を。軽症であれば自宅療養し、発症後5日間程度はウイルスを排出する可能性があるため、外出を控えることが推奨されています。やむを得ず外出する場合はマスクの着用など周囲に配慮しましょう。また医療機関を受診する場合は、受診前にかかりつけ医等に電話でご相談ください。

[参考Webサイト]
厚生労働省「感染症情報」
内閣官房「感染対策インフォメーション」


全日空健保からのお知らせ

≪ インフルエンザ予防接種の費用補助概要 ≫

●補助対象者  被保険者、被扶養者

●補助上限額  2,000円(一人当たり1回)

●接種対象期間 10月1日〜12月31日

●書類提出締切 2024年1月5日

●書類提出先は各事業所の健保窓口

(※任意継続・特例退職者の皆様の提出先はANAビジネスソリューション(株)全日空健保インフルエンザ事務局へ)

詳細は「インフルエンザ予防接種補助」をクリック

●――――――――――――――――――――●

◆ ANA Healthy Mail編集・発行 ◆
全日本空輸健康保険組合

◆ 全日本空輸健康保険組合HP ◆
http://www.ana-kenpo.jp/

◆ お問合せ先 ◆
E-mail : kenpo@ana.co.jp

●――――――――――――――――――――●