全日本空輸健康保険組合

こんな健診結果が来たらどうする？

●ケース�@
数値は基準値内だけど年々悪化している／基準値ギリギリ→生活習慣を見直しましょう
健診結果に異常がなくても油断は禁物です。
血糖、血圧、脂質の数値が高めの方や前回に比べて上がったという方は、たとえ太っていなくてもメタボの方と同様に将来脳卒中や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まっています。
メタボの方はまず減量から始めてみましょう。
体重の3〜4％を減らすだけで数値は改善していきます。
次のポイントを生活に取り入れるのも効果的です。

［生活習慣改善のポイント］
○お酒は適量におさえる

アルコールは適量に抑え、週に2日ほどは休肝日をつくりましょう。
※1日あたりの飲酒量の目安：ビール中瓶1本（500ml）、日本酒1合（180ml）、焼酎グラス1/2、ウイスキーダブル1杯（60ml）、ワイングラス2杯弱（200ml）

○遅い時間の食事は避ける

残業などで遅くなりそうなときは、夕方におにぎりなどの炭水化物を食べ、夜はサラダやスープなど軽めなものにするなどの分食がおすすめです。

○塩分をひかえる

麺類のスープは飲み干さない、漬物やハムは回数や量を減らす、味付けにはお酢やスパイスを上手に活用するなどの工夫をしましょう。

○食べる順番は野菜や汁物から

野菜や汁物→主菜→主食の順番で食べると、血糖値の急な上昇や脂質の吸収が抑えられます。

○1日10分いつもより多くからだを動かす

通勤時に一駅分歩く、外出時は車ではなく自転車や徒歩にする、いつもより大きな動作で家事をするなど

○禁煙する

タバコは自分だけでなく周りの人にも害を与えます。
当健保組合では、禁煙サポートプログラムをご用意しております。
詳しくは「禁煙プログラム」ページをご確認ください。

●ケース�A
要再検査／要精密検査／要治療　の項目があった→必ず医療機関を受診しましょう
自覚症状がなくても病気が進行している可能性があるので放置は危険です。
早期に発見できればそれだけ治療も軽く済み、身体的・経済的負担を軽減できます。
それぞれの結果の意味を理解し、放置をせずに医療機関を受診してください。

要再検査：異常な数値が一時的なものかどうかを調べるための検査が必要
要精密検査：病気の疑いがあり、病名や治療の必要性を判断するための詳しい検査が必要
要治療：病気が進んでいる可能性が高いため、迅速な受診が必要

●ケース�B
特定保健指導の通知がきた→プロの指導で生活習慣を改善するチャンスです
特定保健指導は40〜74歳のメタボリックシンドロームのリスクがある方を対象に実施される、医師や保健師、管理栄養士等のプロによる生活習慣改善のためのサポートです。
支援の内容はリスクの高さに応じて「動機づけ支援」と「積極的支援」の2つがあります。

○動機づけ支援

メタボのリスクが現れ始めた方が対象です。
専門家と原則一回の面談を行い、健康状態の説明や生活習慣改善の具体的なアドバイスが受けられます。
メタボ予防の動機づけとして実行可能な行動目標を作成します。

○積極的支援

メタボのリスクが高い方が対象です。
動機づけ支援と同様に専門家との面談で今後の行動目標を作成します。
その後も生活習慣改善に向けて3か月以上にわたり、電話やメール等で継続的な支援が受けられます。

＊ご家族にも健診受診と結果のチェックをおすすめしてください
全日空健保では、被保険者の方だけでなく、ご家族の健診の費用補助も行っております。
特定健診は無料でご利用いただけます。
ご家族がご自身の健康を後回しにしている場合もありますので、ぜひ被保険者の皆さまから健診の受診をおすすめください。
また、ご家族で結果のご確認もお願いいたします。