メールマガジン“ANA Healthy Mail”

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2023年1月25日号 Vol.125

全日本空輸健康保険組合

――― ANA healthy Mail magazine ―――

□■ストレスとうまく付き合うためのこころの整理術■□

ストレスは誰にでもあるものですが、大きすぎたり長く続いたりすると、こころもからだも疲れ切ってしまいます。今回は、イライラやモヤモヤを軽くするためのヒントをご紹介します。


ストレスと上手に付き合うための3step
step1:まずは出来事を客観視してみる(考え方を切り替える)
step2:楽しい気持ちになる行動をする(こころを元気にする)
step3:問題解決は一つずつ取り組む(問題に対処する)
上記の流れにそって、詳しく解説していきます。
step1:まずは出来事を客観視してみる
ストレスが溜まっていると、ついネガティブな考えに縛られたり、極端な考えに陥ってしまったりすることがあります。
そんなときは、一度立ち止まって何が起きているのかを冷静に見つめ直すことが大切です。
例えば、何かミスをしてしまったとき、「自分はなんてダメな人間なんだ」と思っても、少し冷静になって起こった出来事を客観的に見てみると、「そこまで自分を責めなくても大丈夫だ」「こういう工夫をすればミスせずに済むな」などと、前向きな考えが浮かびやすくなります。
下記のポイントを参考に、自分にインタビューするイメージで振り返ってみるとよいでしょう。

【見つめ直すポイント】
  1. どのようなことが起きたか?
  2. 1が起こったとき、どのような考えが頭に浮かんだか?
  3. もし親しい人が同じ状況だったらどう声をかけるか?
    (第三者の視点に立ってみると、新しい見方ができ、思考が柔軟になります)
  4. 1の状況と比べて、どのように気持ちが変わったか?
  5. 先に進むためにどのような工夫をしたらいいか?
※紙に書き出すのがおすすめ。書くのが苦手な方は、身近な人と話して内容を整理するという方法もあります。
step2:楽しい気持ちになる行動をする
step1で少し気が楽になったら、次は「行動」にも目を向けてみましょう。
気分が晴れないときは、何をするのも億劫になってしまいがちですが、実は、そんなときこそ好きなことをしたり、からだを動かしたりすることが大切です。
楽しいこと・やりがいのあることをすることで、脳の中の快感に関わる分野(脳内報酬系)が刺激され、やる気が出てきます。
ただし、無理は禁物。実行しやすいものを選ぶのがポイントです。

【気持ちを前向きにする行動の例】
  • これまで楽しかったことや、やりがいを感じたこと
    読書、映画を観る、ウォーキング、友人と話す、カバンや引き出しの整理整頓 など
  • リラックスできること
    空を眺める、湯船に浸かる、好きな香りのアロマやお香をたく、マッサージを受ける など
  • 暗い気分と逆の行動
    スキップをする、鼻歌を歌う、明るい色の服を着る など
※「ゲームばかりする」「アルコールに逃げる」「衝動買い」などは、一時は気持ちが楽になっても、あとで自己嫌悪に陥り自分を責めることにつながるのでNG。
step3:問題解決は一つずつ取り組む
次はいよいよ、ストレスとなっている問題の解決です。
ここで重要なのが「問題を1つに絞ること」。
抱えている問題を一気に解決しようとすると中途半端になってしまい、かえってストレスがたまる結果になるおそれがあります。
複数のことに取り組むよりも、1つのことに集中するほうがパフォーマンスが高まります。
一見遠回りに感じられるかもしれませんが、「目の前の1つを解決してから、別の問題に取り組む」を繰り返すのが、こころを楽にする近道です。

【問題解決の手順】
  1. 取り組む問題を1つに絞る
    抱えている問題を洗い出し、その中から解決できそうな問題を一つ選びましょう。
    具体的に書き出してみると、優先順位が見えやすくなります。
  2. 1で選んだ問題の解決策を考える
    「できる」「できない」は置いておき、できるだけたくさんの解決策を出すのがポイントです。
    最初に浮かんだアイデアにこだわらず、できる限り多様な方法を考えることで、よりよい解決策が生まれます。
    いくつかの解決策を組み合わせてみるのもよい方法です。
  3. 2の中から解決策を選んで実行する
    大切なのは、「ちょっとだけ頑張れば達成できるもの」を選ぶこと。
    少しでも変化を実感できるとやる気につながります。
    1つの方法で問題が解決できなかった場合は、別の策を実行しましょう。
    階段を1段1段上がるイメージで小さな行動を積み重ねていくことで、無理なく問題解決に近づくことができます。
*専門家に頼ることも一つの手段
相談できる相手が身近にいない、誰に相談すればいいかわからない、自分だけでは解決が難しいといった場合は、専門家に頼ることをおすすめします。
なお、インターネットやSNSでの相談は気軽ですが、信頼できるところに限定して利用するようにしましょう。
また、いろいろな情報を目にすると、かえって情報に振り回されて疲れてしまうことも考えられます。
専門家に相談すれば、より的確なサポート・アドバイスが受けられるので安心です。
当健保組合でも臨床心理士・産業カウンセラー等の専門家に電話やメールで相談できる相談窓口を開設しています。
一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

詳しくは当健保組合HP「メンタルサポート」をご確認ください。
※プライバシーは完全に保護されます。

他にも下記のようなサイトがあります。
自分に合った相談先を探すのにお役立てください。
  • 働く人のこころの耳
    ストレスチェックや職場に関する相談・対策、実際の体験談などが紹介されています。
  • まもろうよ こころ
    さまざまなお悩みや相談内容に対応した専門的な窓口が幅広く紹介されています。

全日空健保からのお知らせ

家庭用常備薬等斡旋販売サイトの「いつでもウエルネスショップ」は
委託先のH.U.ウエルネスが薬品販売事業から撤退することとなったため
2月末日をもって終了致します。
今年度末までを予定していた活動量計補助も併せて2月末日までとなりますので
ご注意ください。
4月1日から新しい委託先の家庭用常備薬等斡旋販売サイトがオープンする予定です。

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◆ ANA Healthy Mail編集・発行 ◆
全日本空輸健康保険組合

◆ 全日本空輸健康保険組合HP ◆
http://www.ana-kenpo.jp/

◆ お問合せ先 ◆
E-mail : kenpo@ana.co.jp

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