全日本空輸健康保険組合

●水分が5％不足：脱水症状、熱中症など
●水分が10％不足：筋肉のけいれん、循環不全（血液の循環ができなくなる）など
●水分が20％不足：死に至る危険性

×お酒やコーヒーが水の代わり
アルコールや、カフェインを含む飲み物には利尿作用があるため、水分補給にはなりません。特にお酒の場合、より多くの水分を排出してしまい、脱水を招くことがあります。お酒を飲むときは、同量程度の水も飲んで脱水予防を。日常的な水分補給には水や麦茶などのノンカフェインのものを選びましょう。

×のどが渇いていないときは、水分補給は不要？
テレワーク中など室内にいるときに、「あまりのどが渇かないから」と、水分補給をすることなく過ごしていませんか？のどが渇く＝脱水が始まっている状態。のどが渇いてからでは遅いのです。たとえ室内であっても汗をかいています。休憩時間などを利用して、のどが渇く前にこまめに水分をとることが大切です。

×一度にたくさん水を飲む
水分をとりすぎたり、一度に多量の水を飲むと「水中毒」になることがあります。血液がうすくなって、低ナトリウム血症（血液中のナトリウムが少なくなりすぎた状態）を起こすからです。軽症では脈拍数の上昇、頭痛、めまい、疲労感、下痢などが起き、重症になると、おう吐、意識障害といった症状が出現します。寝起き、外出前、入浴前後、寝る前などに、「少しずつ・こまめにとる」が水分補給のポイントです。

×日常的に甘い飲み物を飲む
糖分の多い飲み物のとりすぎは、糖尿病のリスクを高め、中性脂肪を増やし、メタボの原因に。糖分を含まない飲み物を選びましょう。