全日本空輸健康保険組合
――― ANA healthy Mail magazine ―――
□■若いうちから気をつけよう!今日から始める “ロコモ”予防と対策■□
「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」とは、骨や関節、筋肉などの運動器の機能が衰えて、
要介護や寝たきりの状態になったり、そのリスクが高い状態のことをいいます。
最近は「平均寿命」より「健康寿命」※が注目されていますが、ロコモ対策は健康寿命を延ばすキーワードともいえそうです。
※介護を必要とせず自立した日常生活を送ることができる期間
将来、要介護や寝たきりを引き起こすロコモ
平成28年度国民生活基礎調査によると、介護が必要になった原因の第1位は運動器の障害(骨折・転倒12.1%、関節疾患10.2%、合計22.3%)です。
骨や関節の動作が困難になると転倒・骨折しやすくなり、それが原因で寝たきりになってしまうことが多いことを示しています。
将来も元気に自立した生活を送るためにも、ロコモ対策は重要です。
若い人も油断は禁物!
しかし、「ロコモなんて自分には関係ない」という若い人も多いのではないでしょうか。
骨や筋肉量のピークは20〜30代ですが、運動を続けていないとどんどん衰えていきます。
平成29年度体力・運動能力調査によると、とくに20〜40代の女性は「週に1日も運動・スポーツをしない」という人が約4割ともっとも多くなっています。
仕事や育児・家事などでなかなか運動する時間がとれない世代ですが、将来のロコモ予防のためにも意識して運動習慣をつける必要性があります。
女性は骨粗しょう症にも注意
ロコモの原因となる疾患には、骨粗しょう症・変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)・変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)などがあります。ただ、骨の密度が低下しスカスカになってしまう骨粗しょう症は若いうちからの予防が可能です。
とくに女性はもともと骨が細く、女性ホルモンによる影響などで、骨粗しょう症のリスクが男性より高いので注意が必要です。
将来骨粗しょう症による骨折を防ぐ為には、今のうちから運動や食事に気を配り、骨量を維持することが大切です。
ロコモ予防・改善のための運動とは?
ロコモの原因であるバランス能力と筋力の低下を防ぐには、骨や筋肉を鍛えることがポイント。関節に過度な負担をかけないように気をつけましょう。
40代までの方で持病がなければ、負荷が高めの運動を取り入れてもよいでしょう。健康保険組合が契約しているスポーツ施設で自分に合ったスポーツを始めてみるのもおすすめです。
膝など関節の痛みがある人は…
水中では関節にかかる負担が小さいので、水泳や水中ウォーキングを。陸上で歩くときは杖やウォーキングポール(2本組のウォーキング用杖)などを使うとよいでしょう。
食事で筋肉や骨を丈夫にすることも大切
運動をしても、食事をきちんと摂らなければ、強い筋肉や骨はつくられません。筋肉・骨の材料となるたんぱく質・カルシウムはもちろん、ビタミンも組み合わせて摂りましょう。
注意: | 血液をさらさらにする薬(ワルファリン)を服用している場合は、納豆は厳禁 (納豆に含まれるビタミンKが薬の効果を弱めてしまうため)。 |
申込: | 10月31日まで (申込用紙は秋号機関誌に同封しています。URLからもお申込み可能です) |
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