全日本空輸健康保険組合
――― ANA healthy Mail magazine ―――
□■ 健保の“激推し”特定保健指導 ■□
- 特定保健指導とは、高齢者の医療の確保に関する法律にもとづき2008年から行われている国の制度で、メタボ(生活習慣病一歩手前の状態)から抜け出すための生活習慣改善プログラムです。
メリットがたくさん、しかも無料なので、「面倒臭そう」「やっても意味がないかも」と参加しないのはかなりもったいない!
今回は、健保がおすすめする理由「特定保健指導の“推し”ポイント」をご紹介します。
- 特定保健指導 1番の推しポイントは「病気予防」
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特定保健指導を激推しする大きな理由、それは、なんといっても生活習慣病の予防につながるからです。
「自覚症状がないからまだ大丈夫」とメタボを放置すると、心筋梗塞や脳卒中などの大きな病気になる可能性があります。
でも、特定保健指導の対象になった方は、このプログラムに参加し、生活習慣を見直すことで、病気のリスクを下げることができます。
病気を発症してしまい、からだにも経済的にも大きな負担がかかるという事態を避けるためにも、会社や健保から特定保健指導のお知らせを受け取ったら、必ずご参加ください。
【特定保健指導の参加対象】
40〜74歳で、次の@・A両方にあてはまる方が対象です。
@腹囲が男性85cm以上・女性90cm以上、またはBMIが25以上
A血圧、脂質、血糖のうち基準値外の項目がある
- 血圧:収縮期(最高)血圧130mmHg以上 または 拡張期(最低)血圧85mmHg以上
- 脂質:中性脂肪150mg/dl以上 または HDLコレステロール40mg/dl未満
- 血糖:空腹時血糖100mg/dl以上 または HbA1c 5.6%以上
※随時中性脂肪(175mg/dl以上)や随時血糖(100mg/dl以上)で判定するケースもあります。
→Aの該当項目数や喫煙習慣の有無により、病気の危険度合の判定とコース分けが行われます。
〇病気のリスクが高い方:積極的支援
〇リスクが中程度の方:動機付け支援
- 推しポイントは他にもいろいろ!
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特定保健指導のメリットは病気の予防・改善だけではありません。
魅力的なポイントをまるっとお伝えします。
●プロのアドバイスが無料
保健師や管理栄養士などの専門家が、無料でサポートやアドバイスをしてくれます。
一方的に指導され、怒られるのではと思う方もいるかもしれませんが、生活習慣や健康に関するお悩みを気軽に相談できる場所なので心配ご無用です。
●自分だけのプランが作れる
ひとりひとりのライフスタイルや仕事内容、やる気などをふまえた、無理なく続けられるプランを作れます。
●生活改善の工夫がわかる
食べすぎや飲みすぎ、運動不足などを改善するためのちょっとしたコツを知ることができます。
インターネット等にも健康情報がたくさん載っていますが、なかには誤った情報も。
特定保健指導では、プロから根拠がある方法を伝授してもらえるので安心です。
●継続的なサポートがある
より病気のリスクが高い方向けの「積極的支援」では、初回の面談(30分程度)に加え、3〜6か月間、メールや電話などで継続的なサポートが受けられます。
一方、「動機付け支援」は、原則1回の面談です。
その後、3か月以上生活習慣改善に取り組み、目標が達成できたかどうかをプロと一緒に確認します。
- 参加するとこんな効果も!
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特定保健指導を受けた方の中には、下記のようなうれしい変化があった方もいます。
●疲れにくくなる
体重が減ってからだが軽くなり、疲れにくくなる。
●健康管理ができ、太りにくくなる
バランスの取れた食事や運動を意識するようになって、健康的な習慣が身につく。
●腹囲が減少する
お腹周りがスッキリして、きつかった服が入るように。
●こころとからだが元気になる
からだを動かすことで、リフレッシュやストレス解消になり、心身ともに元気に。
●健診の結果が改善される
腹囲-2cm、体重-2kgの減量でも、健診結果の改善効果あり。
など
- 特定健診・特定保健指導を受けないと保険料が上がる?
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実は、特定健診の受診率や特定保健指導の実施率が低いと、ペナルティとして、国に納める高齢者医療制度への支援金が増える仕組みになっています。
支援金が増加して健保組合の財政が悪化すれば、みなさんの保険料の引き上げにつながるおそれも…。
健康のためにも、保険料負担軽減のためにも、実施率アップにご協力をお願いします。
【参考】
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◆ ANA Healthy Mail編集・発行 ◆
全日本空輸健康保険組合
◆ 全日本空輸健康保険組合HP ◆
http://www.ana-kenpo.jp/
◆ お問合せ先 ◆
E-mail : kenpo@ana.co.jp
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