メールマガジン“ANA Healthy Mail”

2025年4月24日号 Vol.152

全日本空輸健康保険組合

――― ANA healthy Mail magazine ―――

□■ いいことたくさん!禁煙ライフ ■□

タバコは健康に悪いと知っていても、禁煙を始めるのはおっくうに感じるという人も多いのでは。
でも、禁煙は肺がんや脳卒中などの病気のリスクを減らせるうえ、普段の生活にも「いいこと」がたくさんあります。
あなたも快適な禁煙ライフを始めてみませんか?

禁煙の身近なメリット
喫煙歴が長くても、禁煙を始めるのに遅すぎることはありません。
「禁煙を始めた20分後から血圧と脈拍が正常に戻る」など、禁煙した直後からからだが回復することに加え、次のような日常生活でのうれしい効果も生まれます。

●ご飯が美味しくなる
禁煙して48時間後から味覚・嗅覚が回復し始めます。

●タバコ代が浮く
1箱580円の銘柄を1日1箱、毎日吸う人なら、禁煙すると580円×365日で年間21万円以上もお得に。

●仕事に集中できる
タバコを吸うと一酸化炭素の作用で脳が酸欠状態になり、集中力・思考力が低下します。
また、ニコチン切れによるイライラもパフォーマンス低下の原因に。
禁煙すれば常にトップギアで仕事が進みます。

●睡眠の質が向上する
ニコチンには覚醒作用があるため、就寝前の喫煙は脳を刺激し、寝つきの悪化や不眠の原因に。禁煙すればニコチンの影響がなくなり、睡眠の質が向上します。

●歯の着色・口臭が改善
タバコのタールやニコチンは、歯の黄ばみやヤニ臭さのもと。また、口臭の大きな要因のひとつに歯周病がありますが、ニコチンの作用で血行が悪くなると、歯ぐきの出血に気づきにくく、歯周病が進行します。
口臭が悪化するうえ、歯が抜けやすくなります。禁煙してさわやかな息を取り戻しましょう。

●周囲に健康被害を及ぼさずにすむ
喫煙した後の肺にはタバコの煙が残るため、たとえ離れた場所で吸っても、喫煙者の吐く息で受動喫煙が起こります。
さらに、タバコの煙が喫煙者の髪や服、ソファ、カーテンなどに付着し、そこから発生する有害物質を周囲の人が吸い込んでしまう「三次喫煙」も発生。
赤ちゃんやペットが食器・おもちゃ等についた有害物質を口から直接取り込んでしまうという危険もあります。
大切な人・ものを守るためにも禁煙が大切です。

●タバコを吸うのに使っていた時間を有効活用できる
最近は喫煙できる場所が減って、吸える場所を探したり、移動したりするのも大変。こうした時間がなくなれば、余裕を持って行動できます。


加熱式タバコも禁煙を!
加熱式タバコは広告などの影響で「健康への被害が少ない」「周囲に害を与えない」と思われがちですが、ニコチンなど紙巻きタバコと同様の有害物質が含まれており、健康被害が減るわけではありません。
また加熱式タバコから出る白いミスト(エアロゾル)も、発がん性物質などを含んでおり、やはり受動喫煙が起こります。
加熱式タバコに切り替えるのではなく、禁煙をしましょう。

女性はタバコの悪影響が大きい
女性は男性より少ない喫煙量でも健康被害があることがわかっています。
肺がんの発症リスクが高くなるほか、月経障害、不妊、早期の閉経などの女性特有の健康被害の原因になります。
さらに妊娠・出産の際には、受動喫煙でも乳幼児突然死症候群(SIDS)・低出生体重の要因になります。

続けやすい方法で無理なく禁煙を!
「じゃあ、禁煙してみようかな」と思ったそこのあなた。
禁煙成功のコツは、一人でタバコを我慢するのではなく、治療や補助薬等の助けを借りること。
というのも、ニコチンには依存性があり、離脱症状が現れるからです。次に挙げる方法から、自分にあった禁煙方法を検討してみてください。

●市販の禁煙補助薬:忙しくて通院の時間がない人などにおすすめ
禁煙補助薬にはニコチンガムやニコチンパッチがあり、ドラッグストアなどで購入できます。
ニコチンを少量ずつ体に取り入れることで、離脱症状(タバコが吸いたい、イライラするなど)を軽減させる効果があります。

●禁煙アプリ:禁煙治療はハードルが高いと感じる人などにおすすめ
手軽に始められ、心理面から禁煙をサポートしてもらえます。
他のユーザーと励まし合えたり、ゲーム感覚で使用できたりするアプもあるので、自分にあったものを探すと良いでしょう。

●禁煙治療:確実に禁煙したい人におすすめ
12週間に5回の標準禁煙治療が一般的で、心理療法と禁煙補助薬での治療を組み合わせて行います。
医師から実践的なアドバイスを受けられるのも大きなメリットです。
なお、条件を満たせば、保険適用で約13,000円(自己負担3割の場合)で受けることができます。

*禁煙治療はお近くの禁煙外来か、かかりつけ医で相談できます
全国の禁煙外来・禁煙クリニック一覧(日本禁煙学会)

<全日空健保の禁煙サポート(支援プログラム)もご利用ください>
  • 禁煙非常口キャンペーン
    禁煙外来を受診し、プログラムを終了すると全日空健保から費用が全額補助されます。
  • オンライン卒煙サポートプログラム
    専用アプリをダウンロードし、完全オンラインで禁煙プログラムを行います。
    自己負担0円で利用できます。
    詳しくは、禁煙プログラムページ をご覧ください。

【参考資料】

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◆ ANA Healthy Mail編集・発行 ◆
全日本空輸健康保険組合

◆ 全日本空輸健康保険組合HP ◆
http://www.ana-kenpo.jp/

◆ お問合せ先 ◆
E-mail : kenpo@ana.co.jp

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