メールマガジン“ANA Healthy Mail”

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2020年11月25日号 Vol.99

全日本空輸健康保険組合

――― ANA healthy Mail magazine ―――

□■「Withコロナ」の生活が血圧に影響?!血圧高めの方は要注意■□

新型コロナウイルスの流行が続く今、実は生活習慣病の発症・悪化が懸念されています。中でも、高血圧はこれからの寒い季節に注意が必要な病気です。新型コロナ対策とともに、高血圧対策もしっかりと行いましょう。

Withコロナの生活に加え冬の寒さで血圧に黄色信号?!
今年は在宅勤務や外出自粛の影響で家にいる時間が増え、「運動不足気味」「お酒の量が増えた」「間食(甘いもの)が増えた」など、生活スタイルに変化があった方が多いのでは?こうした生活の乱れは、血圧を高める要因になります。また、冬場は、急激な温度変化で血管が収縮し、血圧が急上昇しやすくなる季節。急な負荷に血管が耐え切れず、心筋梗塞や脳卒中を起こし、最悪の場合死に至ることもあるため、十分注意が必要です。
高血圧は新型コロナの重症化とも関係している?!
高血圧の人は、糖尿病や心臓病、腎臓病を合併しているケースが多いのですが、これらはどれも新型コロナの重症化リスクを高めるものです。また、「コロナにかかるのが怖いから」と受診を控えているうちに、高血圧が悪化してしまい、新型コロナの重症化の要因となる心臓病などを発症する危険性も。新型コロナ重症化対策としても、血圧コントロールが重要といえます。
まずは生活習慣の見直し
高血圧予防・治療の基本は、生活習慣の改善です。下記のポイントをふまえて、改善したほうがいいところはないか見直してみましょう。
【生活習慣見直しのポイント】
減塩

塩分は1日6g未満が目標ですが、まずはなるべく塩分を控える努力を。今よりマイナス3gでも効果あり!例えば、麺類の汁を全部残せば2ー3g減塩できます。これからの季節に美味しいおでんや鍋料理も意外と塩分があるので、「塩分の多い練り物は控えめにする」「スープは飲みほさない」等工夫してみましょう。なお、デリバリーやテイクアウト料理は塩分が高めのことが多いので、要注意。コンビニのお弁当やレトルト食品などは、塩分表示をチェックして選ぶとよいでしょう。

食生活

カリウム(余分な塩分を排出する働きがある)を多く含む野菜・果物を積極的にとること。また、脂肪分を多く含む食べ物を控え、肉よりも青魚類を食べるようにしましょう。

適正体重キープ

BMIが25(kg/m2)以上の人は減量を。体重の3%(80kgの人なら2ー3kg)の減量でも数値改善に効果があります。

適度な運動

運動も高血圧改善には大切。ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。動画などを活用して、屋内でできる有酸素運動にトライするのもよいでしょう。ただし、腹筋などの瞬間的に強い力を入れる運動は不向きです。
※循環器系の疾患がある人は、医師に相談の上、行ってください。

節酒

純アルコール換算で、1日20グラム(ビール500ml缶1本、ワイン小グラス2杯、チューハイ350ml缶1本、日本酒0.8合くらい)までに。

禁煙

タバコを吸う人は禁煙を。また、受動喫煙でも影響があるので、家族などに喫煙者がいたら禁煙に協力してもらいましょう。

冬場は「寒さ対策」をプラス
冬場はなるべく寒暖差が小さくなるよう、あたためるのも大切です。特にお風呂や脱衣所、トイレなどが要注意ポイントです。気温が低く、かつ、からだが覚醒モードになって血圧が上がる朝の活動にも注意してください。
【冬の高血圧対策】
換気は部屋をあたためてから

空気の入れ替えで室温が下がると血圧が上がりやすくなります。新型コロナ対策のため換気は欠かせませんが、しっかり部屋をあたためてから行ってください。

冷たい水は避ける

冷たい水に触れるだけでも血圧は上がります。洗顔や水仕事などはぬるま湯で行うのがおすすめです。

朝はゆっくり行動

布団の中で深呼吸する等、からだも目覚めさせてから起き上がるとよいでしょう。起床時間に合わせて暖房をつけてあたためておくのも効果的。また、運動は、昼間に行うのがおすすめです。

お風呂・トイレなどはあたたかく

湯船のふたを開けておく、浴室乾燥機を利用するなどで風呂場全体をあたたかくしておきましょう。トイレの場合は、小型のヒーターであたためる、上着を羽織って行く等の工夫を。

Withコロナでも治療はつづける!

治療中の人は、これまでとは違う環境であっても、きちんと病院を受診し、指示通りに薬を服用することがとても重要です。症状が安定している人については、長期間分まとめて薬を出してもらえる場合もあるので、通院回数を減らしたいときは受診の際に医師に相談を。また、健診で「要治療」となった方も、早めに医療機関を受診してください。受診に不安がある場合は、スマホやパソコン、電話で受診できるオンライン診療を検討するのも一つの方法です。なお、熱やだるさなどの症状がある場合は、受診前に電話でかかりつけ医に相談し、指示に従って受診してください。

<オンライン診療対応の医療機関はこちら>
厚生労働省ホームページ
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について」

全日空健保からのお知らせ

全日空健保では被保険者、被扶養者の皆様を対象にインフルエンザ予防接種の費用補助を行っています。
冬に向かい新型コロナウイルスの感染者数も多くなってきています。
せめてインフルエンザ罹患の不安を減らせるように予防接種を受けてみてはいかがでしょうか。
●接種対象期間は10月1日〜12月31日
●書類提出締切は2021年1月8日
●提出先は各事業所の健保窓口
※任意継続・特例退職者の皆様の提出先はANAビジネスソリューション潟Cンフルエンザ事務局へ

詳細はインフルエンザ予防接種のページをご覧ください。

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◆ ANA Healthy Mail編集・発行 ◆
全日本空輸健康保険組合

◆ 全日本空輸健康保険組合HP ◆
http://www.ana-kenpo.jp/

◆ お問合せ先 ◆
E-mail : kenpo@ana.co.jp

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