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2016年11月25日号 全日本空輸健康保険組合
――― ANA healthy Mail magazine ―――
□■お酒は、自分の体質に合わせた飲み方を■□
年末年始はお酒を飲む機会が多くなります。 適度なアルコールはストレス解消に役立ち、健康にもプラスですが それはあくまでも適量を守ってのこと。 健康を意識するなら、自分の体質を知って健康飲酒に努めることが大切です。
◆アルコール代謝には時間がかかる
アルコールの代謝はほとんど肝臓で行われます。 アルコールはまず、二日酔いの元になるアセトアルデヒドに分解されます。 さらに酵素により分解され、最終的には水と炭酸ガスになります。 代謝にかかる時間は、個人により差がありますが、一般的には清酒2合を飲んだ場合、平均的な日本人(体重60kg)で7時間程度、 ビール1本(500ml)でも3時間程度はかると言われています。 純アルコール量が多いほど、代謝に時間もかかります(個人差もあります)。
◆お酒が強い人は「量」が飲めてしまう
いわゆる「飲める人」は、アセトアルデヒドを毒性の低い酢酸に変える酵素の力が強い人です。
ただ、飲酒量が多いほど、肝障害をはじめ、アルコール依存症やさまざまな生活習慣病にかかりやすくなることがわかっています。
お酒に強いからこそ、健康を害するおそれがあることを知っておきましょう。
◆「適量」をなかなか実践できないのは?
アルコールの作用は飲んでから10分以内に始まり、40〜60分後にピークに達します。
血中アルコール濃度がまだ低い段階で、自己抑制力が解けてしまう作用があるため、
「飲んでから量をコントロールする」のは至難のわざ。
ノンアルコールのチェイサーを飲みながら、飲酒のペースを落とす方法もありますが、
お酒を飲まない日を意識的につくる方が賢明かもしれません。
【1日の適量はこれくらい】
ビール 中びん1本(200 kcal)
日本酒 銚子1合(196 kcal)
ワイン グラス2杯(175 kcal)
※アルコール1gは7kcal。
飲んだアルコール飲料の量にアルコールの含量(%)と7をかければ、
エネルギー量がわかります。
◆飲みすぎないためのマイルールを決めよう
お酒を飲みすぎてしまっている人、お酒が原因で健診結果に異常が出ている人は、
まずは節酒にチャレンジ。
自分なりの目標やルールをつくってみましょう。
【目標例】
・特定の曜日はお酒を飲まない
・飲む前に、飲む量・飲む時間を決める
・お酒の買いおきをしない
・飲酒日記をつけてみる
◆弱かったのに飲めるようになった人は要注意
頑張って飲めるようになった、という人も多いものですが、
これはアルコールを代謝する経路が別ルートで働くためと考えられています。
このルートで処理できるアルコールは多くはなく、
また元々お酒に弱い遺伝子が変わるわけではありません。
最近の研究では、お酒に強い人よりも食道がんになりやすいという報告もあります。
元々お酒が弱い人は無理をせず、適量(または飲まない生活)にとどめることが大切です。
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□■インフルエンザ予防接種について■□
ANA健保ではインフルエンザ予防接種費用補助を行っています。
ANA健保の被保険者・被扶養者を対象に、1人2,000円を限度として実施しています。
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接種対象期間:平成28年10月1日〜12月31日接種分まで
申請締切:平成29年1月13日 各窓口必着
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詳しくは、BE WELL秋号または、ANA健保ホームページをご覧ください。
http://www.ana-kenpo.jp/hoken/influe/index.html
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